L. M. Montgomery の『赤毛のアン』に、FALSETTOSのみうこちゃん、大黒ちゃん、ふみえさん、もびや他にもいろんなところでお世話になっている、あだち麗三郎くん、住吉梨紗さん、それから西井夕紀子で取り組んでいます。お客さんは、世田谷区の小学校に通う100人くらいの3年生。
学校に出かけて行って、展示やパフォーマンスで文学にふれてもらおうという世田谷文学館の企画です。


『赤毛のアン』、私は初めて読みましたよ。
今まで手に取らなかったことにも縁とか、理由、特に思いこみとかがあって、こうして今尊敬する仲間とともにじっくりとアンの人生に向き合えるのは、ありがたいことだと感じます。今なんだな、と。
やっぱり、アンの言葉や人生を愛おしく思いながら今回のパフォーマンスにのぞめることは、幸せなのです。

子どもたちが、今すぐなのか、1年後なのか、もしかしたら5年とか30年とか経って、記憶の隅からFALSETTOS+もびの音楽や『赤毛のアン』を手のひらに取り出し、生きることのたくましさや言葉の想像力に心を動かされるようなことがあったら、とても嬉しい。

「もび」でいるとき、私たちがやるのは教育ではなくて、「出会うことのおもしろさ」を立体的に見せていくことなんだと思っています。ただ音楽が起こっている現場に立ちあってもらうのです。
それは当然全員にとって同じできことではなくて、だからこそ、伝わらないことも伝わることも、不穏な空気も楽しくて心躍るような瞬間も、全部含んでいくんだという覚悟でいます。つながるかどうかも、その時期も、彼らにゆだねてみる。子どもたち、仲間たち、同じようにゆだねてみる。

私は、アンに、FALSETTOSの音楽やみんなに、あだちくんやりさに会いました。
それが今、みるみるうちに音楽になっていきます。
教えたいことは何もないけれど、生きている音楽と子どもたちが一緒過ごしているのは、すばらしい瞬間なんだと、どうしても感じてしまうのです。
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